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この言葉は、実業家で著作家の高橋歩さんの言葉として、また、著書のタイトルとしても広く知られています。彼は、自由な生き方や夢の実現をテーマにした著書を多く執筆し、多くの若者に影響を与えてきました。
この言葉を少しずつ読み解くと、次のような意味が見えてきます。
- 夢は逃げない
- 夢そのものは、消えたり、なくなったりするものではない。常にそこにあり続ける。
- 逃げるのはいつも自分だ
- 夢を諦めたり、遠ざかったりするのは、自分自身の選択の結果である。
つまり、「夢が叶わなかった」というのは、夢がどこかへ行ってしまったわけではなく、自分が夢から遠ざかってしまったということなのです。この言葉は、夢に対する責任を自分自身に問いかけるものであり、「本当に諦めていいのか?」と自分に向き合うきっかけを与えてくれる言葉でもあります。
漫画家の諌山創さんは、作品を受け入れてくれる出版社がなかなか見つからず、夢を諦めそうになったといいます。しかし、挑戦を続けた結果、最終的に世界的なヒット作を生み出しました。もし彼が諦めていたら、私たちは『進撃の巨人』を読むことはできなかったでしょう。彼の夢は最初から変わらずそこにあり、逃げるかどうかは彼自身の選択に委ねられていたのです。
夢を追い続けることは、決して簡単なことではありません。困難や挫折、周囲の反対、経済的な問題など、さまざまな壁に直面します。その中で、「やっぱり無理だ」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、それは本当に「無理」なのでしょうか?
多くの場合、夢を諦める理由は「環境」や「他人」のせいではなく、「自分自身の選択」によるものです。もちろん、現実的な問題もありますが、「どうしたら夢に近づけるか」を考え続けることで、少しずつでも前進することはできるはずです。
この言葉は、夢に向き合う姿勢を私たちに問いかける言葉です。夢はいつもそこにあり、それを追い続けるかどうかは自分次第。途中で諦めてしまえば夢は遠のくが、挑戦を続ければいつか叶うかもしれません。
もちろん、人生にはさまざまな事情があり、すべての夢が思い通りに叶うわけではありません。しかし、「本当に諦めるしかないのか?」と自問し、少しでも夢に近づく努力を続けることが大切です。そして、夢を持ち続ける勇気を忘れずにいたいものです。