心の言葉

腹立たば 鏡を出して 顔を見よ 鬼の姿が ただで見られる

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怒りは、私たちの感情の1つであり、時にはコントロールしづらいものです。怒りが湧き上がる瞬間、冷静さを失い、自己の感情にとらわれてしまい、他人との関係を悪化させることもあります。
しかし、自己を客観的に捉えることによって、自分自身を省み、冷静さを保つことができ、自己認識の向上や成長に繋がり、より健康的な心理状態を促進します。

自分を客観的に見つめるためには、他者のフィードバックや経験から学び、反省することが求められます。
また、感情や行動のパターンを把握し、それがどのように他者との関係や仕事に影響を与えているのかを理解することが大切です。これにより、改善の余地があると認識し、積極的に変化を取り入れることができます。

自己を鏡に映し出された鬼の姿として意識することで、自己の感情を客観的に捉え、その感情にとらわれずに冷静な判断をすることができるでしょう。

これによって、怒りの抑制だけでなく、自己の成長や人間関係の改善にも役立ちます。自己を見つめることで内面を深く探求し、欠点や負の感情に対処することで、自己の成長や他者との関係性の向上を促すことができるのです。

アンガーマネージメントという、怒りをコントロールする技術も話題になりました。どんなに激しい怒りでも、感情のピークは長くて6秒だといわれており、この6秒さえ乗り切れば、衝動的な行動を起こしにくくなります。
怒りが湧いてきたら6数えるでもよし、深呼吸するでもよし。活用してみてはいかがでしょうか。

Image: Marat Mukhambetaliev on Pixabay